「hana−uta festival(ハナレグミ・フリーライブ)」at 小金井公園(東京)

 3週間ぶりの野外ライブ(と書くと、年中行ってる人みたいだけど、そうではありません…)。今回は、ハナレグミ永積タカシ)の無料野外ライブである。前回もそうだったが、またもや雨に…。
 会場到着まではおさまっていた雨。会場前方中央にレジャーシート敷いて陣取るが、開演を待つ間に降り始めてきましたよあらら…この位ならまだ大丈夫、とレインコートを着てしばらくは持ちこたえる。
 永積さん登場。声がいい!!一発(一声)でこちらの胸に飛び込んでくるいい声。この人の最大の魅力だ。ザ・ブーム「中央線」やオリジナルラヴ「プライマル」を永積節で歌い込まれるともうたまらない!!グイと歌世界に引き込まれてしまう。そして、今回のお目当てのひとつだった、今野英明氏も登場!!「ありふれた言葉」を今野氏と一緒に歌う。私にとっては初・生での今野氏の歌。嬉しくなってしまった。しかし、その間も雨脚がだんだん強まり、座って見ているのが辛くなってしまい、一旦会場後方へ(その後、休憩直前に戻る)。
 その間も演奏は続くが、「さよならcolor」に差し掛かると、後方に点在するお客さんが皆、足を止め、じっと聴き入っていたのが印象的だった。まあしかし、会場後方まで永積さんの歌声が前方で聴いているのとあまり変わらず届いていたのには驚いた。これはPAの良さだけではない気がした。声の力、か。
 今回のライブは2部構成になっており、休憩を挟み、会場内を練り歩きながら演奏する、ブラック・ボトム・ブラス・バンド(BBBB)のぶっ飛ぶニューオリンズファンクでライブ再開(2部開始)。
 BBBBはステージに上がり、永積さんと合流。そして、怒涛のファンク大会に!!スーパー・バター・ドッグ時代を彷彿とさせる永積さんのステージング、1部とは全く異なった始まり(乗り)に、何かもの凄く得した気分になった(フリーライブ、しかも、ハナレグミのライブなので、もうすでに相当得している状況ではあったが・笑)。
 1部で降り出した、体を冷やす雨ももうこの頃には止み始め、断続的にぱらぱらと来る程度になっていた。レインコートももう脱いでしまった(再び羽織ったりしたが)。
 ステージでは、「家族の風景」や「ステルトミチル」など、再び1部のような静かな曲が続く。永積さんの歌は、歌詩がもの凄く耳に残る。「歌」を本当に、大切に、大切に歌っているからこそ(あの「魔性の声・笑」あればこそであるが)心の奥に響いてくるんだなぁ、としみじみ思う。あと、永積さんの「声の余韻」が好きであります(笑)。声が消え入る微妙な部分の響きが、優しくて、切なくて、とっても良いのだ。当日も、柔らかくエコーがかかっており(自然のエコー??)、心地いい部分が強調されていてめちくちゃ浸れました。ほんと、「いい声」ですね!
 今回のライブ中、会場のそこかしこから、シャボン玉がふわ〜っと漂って来た。大きいのから小さいのまで…。どうやら会場でアルバムを買った人に貰えたらしく、心地いい音楽とともに、目の前を流れていった。雨があがってからは、その量も多くなり、とても素敵な光景を見せてもらえました(シャボン玉を見ていると、心がシャボン玉と同じスピード(つまり、ゆったりする)になり、とてもリラックスするものですね…飛んでくるシャボン玉を目で追ってみたりして、楽しみました)。
 ライブも、最高にハッピーな気持ちにさせる「明日天気になれ」で終了。場内から当然のようにアンコールの声。こちらも、最高に楽しい「スパゲッティーのびのび」(今野さんの「上を向いて歩こう」が聴けて嬉しかった!!)で締め。再度のアンコールは永積さんひとりで「一日の終わりに」。歌を聴く中でつくづく感じたのが(ライブ中も感じられたのだが)、「仲間の大切さ、ありがたさ」。気の置けない素敵な(いや、素敵過ぎる!!)仲間と大切な、楽しい時間を過ごす。人生にとって、もの凄い大切な事(大切にしていきたい事)である。それを再確認させてくれた、永積さん(と素敵な仲間たち(本当に!!))に感謝!!そして、「いつもいつもありがとう!!!」僕の(「大好きな」)友達(のみんな)に感謝です!!いいライブでしたよ!!