「陽だまり」のような音楽 


 手に入れましたよ、今野さんの1stソロアルバム。
 「HOSONO HOUSE」を髣髴とさせるホームレコーディング”風”
 (ホームレコーディングではないようだが・・・)の音像から
 感じられるのは、「日なたの匂い」の溢れる「春の陽だまり」。
 肩寄せ合って(肩ぶつけ合って、かな?)合奏したような親密さ。
 その中で、今野さんの歌声が力強く暖かく放たれ、辺りに漂い出す。
 あー、この歌声だー。この歌声を待っていたんだ・・・。
 今野さんの歌声は、人を暖かい気持ちにさせる。
 ぬくもりのある歌声だ。
 しかし、何故だかとっても切ないのだ。
 胸にきゅーんときて、
 何ともいえない切ない気持ちになってくる。
 あのぬくもりと切なさの入り混じった歌声で、
 「元気で 今度また会う日まで 
  元気で いつもの笑顔で・・・」
 なんて歌われた日にゃあ、
 心に泣きべそかいてしまうよ。


 (今野さんの歌声は清々しく潔く響く。
  いじいじと未練がましくなく、まったくもって潔い。
  だからこそ、切ないのかもしれない)
 「元気で 今度また会う日まで 
  元気で いつもの笑顔で・・・」
 

 

息を吸いこんで

息を吸いこんで