好きなバンドのアルバムジャケットをただ並べたかったから、そして、こんなバンドを紹介したかったからです。

①ビッグ・スター「No.1レコード」(1972年作品)ワン・レコード(紙)
 今や、言わずと知れたパワーポップのマスターピースである。このアルバム、パワーポップ的な側面で語られることが多いが、実は(なんて言わなくても、聴けばわかるが・笑)アコースティック曲が絶品なのである。


 ナイーブ過ぎて、胸かきむしられる(歯がゆいが、美しい)名曲「サーティーン」や、ラスト、アコギ曲四連発には全くもって抗えません(美しい美しいメロディ、そしてハーモニー・・・)!甘く、そしてほろ苦い、感傷的な気分にさせやがります・・・くう〜っ!心が弱っているときなど、よく手に取り、聴きますね。僕にとって、そんな存在の作品です。


②ビッグ・スター「レイディオ・シティ」(1974年作品)レイディオ・シティ(紙)
 よりバンドサウンドを重視したセカンド。聴いていると、なにか胸にぽっかり穴があいてしまったような、一抹の寂しさのような、そんな感覚を抱く(さらに、サードでは、もはや埋めようの無い穴となり、虚無の境地へ・・・)曲が並ぶ。


 しかし裏腹に、メロディは甘美に響く。甘い。ポップである。翳りを帯びたサウンドに、珠玉のメロディ。このギャップに胸を締め付けられるのである。そして気付くと、甘い喪失感を求めて、何度もリピートして聴き続けるのである。埋まらない空しさとともに・・・。もはや、僕にとって、大事にせずにはいられない存在となってしまった。ずっとずっと、僕の大切なバンドです!



 ※今まで紹介したかったが、タイミングを逸してしまい・・・で、今回やっと書けました(短いですが・・・)。本当に良いバンドです(ここ10年の間、ずっと聴き続けてます)!