「憂歌団」(1st/1975年作品)

 おとといの夕方、いつも昼メシ食った後に、よく立ち寄る中古レコ屋にてゲット。


 「1900円。う〜ん、高い」と、いつも棚から引き出してはしげしげと眺め、そのまま元の位置に戻して(笑・買わないのかよ!)、値が下がるのを(希望価格1200円也)腰を据えて待っていたのだが、おとといあまりにも気持ちが「I’ve got the blues」だったので(つまり、凹んでいたのよ・・・)、迷わず購入。結局1900円から1円も値下がりなしの状態で買ってしまった・・・今までさんざん10回ぐらい棚から入れたり出したりしてたのにね(笑)。


 感想は、「う〜〜〜ん、買って良かった!!!!」。これはブルーズだ。本物のブルーズだ。ほぼアコースティック楽器のみを使い、恐ろしく渋いが、パワフルかつエモーショナルだ。帰りの電車の中で聴いて、じんと来たり、しみじみしたり、ニヤニヤしたりした。心が軽くなった。冒頭の曲の、木村さんの「ィ嫌んなったァ〜〜〜」のシャウト一発でもう問題解決!という感じである。


 このアルバムでは、モノホンのブルーズのカヴァーもいくつか取り上げられてはいるが、日本語の自作曲、全部名曲やんけ!!!素晴らしい出来である。聴き終わった後、自分のブルーズがムクムクと湧き上がってきて、思わずケータイに書き込んじまった。よい歌・よい演奏を聴くと、心を刺激され、作品を誘発するのか。でも、ブルーズを歌いたい!と思った時にもうブルーでなくなっているというのが面白い。ブルーズも明日への活力か?