グンジョーガクレヨン

グンジョーガクレヨン

グンジョーガクレヨン

半月前にAmazonで買って、ちょっと前にiPodに放り込んでそのままで、
今頃まともに聴く。
二枚目がユニオンで売っていたが、『まずは一枚目だろう』と買わずに、
在庫のあったAmazonで一枚目を注文した次第。
予感として、一枚目の方が引き締まった音だろう、
というのがあった。
80年代とは言っても、80年と87年では音の質感が全然違いますからね。
とはいえ、気になったくせに、素直に目の前の二枚目を買わないなど、
相変わらずアマノジャクな性格だわ。
音を全く知らずに買ったが、聴く前に見たブックレットにある
キリリとしたメンバー写真に信頼が持てた。

ゆがんだギターやシンセサイザーの音の波がそこら中うねり、のたうち回るが、
不思議と破綻が無いのは、ベースがくっきりとしたリフを奏で、
ドラムが単調ながら引き締まったビートを叩き出し、曲として成立させているから。
この、基本変わらないが、段々熱を帯びていく

グルーヴ感たんまりのベースとドラムはかなり気持ちいい。
あとボイス担当の方はダモ鈴木の後輩、山塚アイの先輩といった風情、
というか、こちらも凄く良いですね、心得てる。
これを聴いて『POP』という言葉が浮かぶのは、
十代後半にボアダムズに著しく感化されたからだろうな。

当時、ボアダムズそして山塚アイは僕のアイドルだったんですよ。