音楽生活(地に足着いてます)。

スロー・ニューヨーク(期間限定スペシャル・プライス)(CCCD)
たとえば4曲目の「Don't wait up」。
まるで、ボブ・ディランの曲をブルース・スプリングスティーン
弾き語っているような。
いい声してる。
あくまでも中心は、歌とアコギ(ラスト曲のみエレピ)。
それだけで成立している。
曲により、簡素だが味わい深いバッキングがつく。
出過ぎず、抑制の効いた歌と演奏。


急ぎ足で過ぎていく周囲から一歩引き、
自分の歩幅で着実に地面を踏みしめる。
しかも軽やかに。
そこには、そこはかとない余裕がある。
…今の自分に足りないものばかりだわ。
とりあえずこれ聴きながら、お茶飲んで落ち着こう…。


リチャード・ジュリアン/「スロー・ニューヨーク」