2006年産作品の私的愛聴盤(10枚)

なにを今頃、という向きもありましょうが、あくまで記録です。
しかもとりあえず書いたのでまた書き直します(あくまで記録です・笑)。


1.キリンジ/「DODECAGON」


DODECAGON
驚くべきハイクオリティなモダーン・ポップ/AORを、鮮やかな手さばきで我
々に提示してみせた名作。
今回は富田氏制作でなくセルフプロデュースである。
スパークル」期の山下達郎をシンセで再構築したかの如き「ゴールデン・ハー
ベスト」から始まる驚愕の13曲。
あなたたち自身が「ゴールデン・ハーベスト」じゃないですか!
溢れ出る最新型ポップスの数々に溺れろ。
しっとりと聴かせる美メロ曲で「鼻紙」ってタイトルなのはどういうことですか
!…脱帽。


2.サンボマスター/「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」


僕と君の全てをロックンロールと呼べ
1枚目の疾走感、2枚目の完成度。3枚目は息づかい生々しい特盛盤。どれも荒
々しくも美しいのは1枚目から不変。ヒット曲も入ってます。今やロック/ソウ
ルの伝道師、彼らは日本の誇りです。


3.the band apart/「alfred and cavity」


alfred and cavity
業師たちがTシャツで奏でるポップソングの宴。
踊らす技にも長けた4人組は手持ちのカード多し。
ジャジーかつシャープな音像、ビートクルセダーズに通じるポップ性を持った楽
曲、それを矢継ぎ早に小気味良く。
さっぱり、しゃっきり。腕の良い蕎麦打ち職人の如き。
2本のギターの智恵の輪の宇宙はバリエーション豊富。
激しいのに破綻がないのは元メタル者の律儀さゆえ。
歌心ある歌手とコラボで1枚つくったらどうでしょう(ご進言)。


4.flex life/「flower」


flower
いままで手が伸びなかったんです、惹かれてたくせに。
今頃聴いてんの俺、遅いよ。
こんな録音盤をさらりと出せてしまう彼女らって…。
バックも知らない人ばかりですが、実力派ぞろい。
素晴らしい演奏の真ん中に、ちゃんと、歌があります。
この歌は引き込まれるなあ、上手い。
似たような歌い手はたくさんいます、けど違う。どこか違う。
違いは、ぜひ聴いて確かめて下さい。
(僕は「心がある」と思った。)


5.安藤裕子/「Merry Andrew」


Merry Andrew
“女性“性の強い歌手だな、と思ったんです、アルバム聞いて(第一印象は以前
書きましたのでそちらを)。
いろんな声で表現される“あたし”の世界。
編曲も素晴らしく、歌をがっちりバックアップ。秀作です。


6.二階堂和美/「二階堂和美のアルバム


[rakuten:asahi-record:11614296:image]
こちらは5.と同じ女性歌手だが、変幻自在メタモルフォーゼ。
いつぞやネットで試聴したライブのフリースタイル歌唱に度肝を抜かれ…。
今回はイルリメと創りあげた良品ポップス集。
この振り幅の広さ、はちゃめちゃさはこの人しか出来ません。口楽器も楽し。
異端であり王道。唯一無二。


7.ジョアンナ・ニューサム/「Ys」


Ys
美しくも素朴なハープに、時には愛らしく語り、時には呪文を唱えるように口から吐き出される歌。
うねるストリングスと相まって、独特の彼女しかなし得ない世界観を作り出しています。
いつでも気軽に聴くような音楽ではありませんが、耳をつかまえて離さないものがあります。
今日みたいな、土の匂いを孕んだ、湿った夜風に当たって聴くと嵌まります。


8.ラプチャー/「ピーセズ・オブ・ザ・ピープル・ウィ・ラヴ」


ピーセズ・オブ・ザ・ピープル・ウィ・ラヴ
昨年のサマソニ東京1日目の素晴らしくも熱いパフォーマンスに、
ライヴ終了後、思わず前方に握手しに行ってしまいました(笑)。
後続がたくさん出たが、やはり本元!のキュートなダンスミュージック。
いつ聴いてもアメリカ産には感じないんだなこれが。


9.リチャード・ジュリアン/「スロー・ニューヨーク」


スロー・ニューヨーク(期間限定スペシャル・プライス)(CCCD)
なかなかここまでスタイリッシュに出来ないですよ。
御本人はギターを弾き、歌う、ただ当たり前のように。


10.デレック・トラックス・バンド/「Songlines Live」


Songlines Live [DVD] [Import]
音盤も良いが、映像盤がさらに良い。
主役の若い名人ギターもさることながら、Vo.氏のコクのある歌声!
詳しくは別枠で書きます。




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